お疲れ様です。
最近見たドラマで心に刺さるエピソードがあったので、そのことを書こうと思います。
番組概要
この番組は「Abema TV」というインターネットテレビで放送されています。無料でも殆どの番組を視聴できますが、有料会員だともっと楽しめるみたいです。ろくたは無料で利用しています。
番組概要は以下の通りです(ABEMA TIMESから引用)。
本作は、お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや愚かさ、現代社会の闇を描くABEMAオリジナルドラマ。Hate Alcohol Firmに務める酒野聖(さけのせい)は、とある企業の社長から“Hate Alcoholプログラム”の依頼を受けることに。それは、お酒の力を借りて一気飲みの強要、酒乱、無礼講などを行う“酒癖の悪い50人”の社員を集め、彼らに“とあるビデオ”を見せることで、過度な飲酒の恐ろしさを理解してもらうというプログラム。しかし、酒癖の悪い参加者は、プログラム受講後も懲りることなくお酒を大量に飲み続けてしまう。そんな彼らに降りかかる、誰もが予想できなかった衝撃の結末とは…?さらに酒野が、“Hate Alcoholプログラム”を開講することになったきっかけとなる過去も明らかになっていく。
いくつか補足すると、物語は一話完結型で、主人公は一話ごとに変わります。酒野を演じるのは小出恵介さん。これまでに五話配信されています。今のところ全話バッドエンド。ABEMA TIMES掲載記事によると、全部バッドエンドらしいです。
第二話のテーマ
第二話のテーマ
第二話のテーマは酒乱です。番組の中で、酒乱は次のように説明されていました。
- 酒を飲むとストレスが解放されるが、ある一定程度を超えると日頃のストレスがガソリンのようになって豹変することがある。そして記憶がない。
- 酔って道徳規範を守ることができなくなっていない状態。
- 特定の遺伝子を持つ人はアルコールの分解が遅く、飲酒後に血中アルコール濃度が上昇しやすい。このタイプが飲みすぎて記憶をなくしたり、爆発したりすることが少なくないという学説がある。普段から自分を厳しく律している人などは、アルコールによりタガが外れるとその傾向がより顕著に表出すると考えられている。
- 仕事でストレスを溜めやすかったり、無趣味だったりすると酒乱になりやすい。
第二話の概要
- 主人公は、普段は真面目な会社員だが飲むと豹変する、いわゆる「酒乱」
- 断酒を始めるものの、部下の誘いを断れず居酒屋へ
- ノンアルコール飲料で我慢していたが、トイレに行くため席を外した時に部下が話している「酒を飲まないあいつは面白くない」という言葉を聞き、席に戻った主人公は酒を頼んでしまう
- 酒量が限界を超え、暴れだす主人公
- 一緒に来ていた部下、店にいる他の客、店員にも暴行を加える
- 朝方、部下の新車を奪った主人公は、仮免であるにも関わらず単独で公道を走行
- 巡回していた警察車両に呼び止められるも停車せず、カーチェイスに突入
- どうにか警察を巻くことができた主人公だが、走行していたトンネルを出たところで登校中の小学生をはねてしまう
- 自身は道路工事中のバリケードに突っ込み、そのまま意識を失う
- はねた小学生は主人公の兄の娘
- たまたま居合わせた兄に車から救助される
- 主人公を救出した主人公の兄は、はねられた小学生が自分の娘だと知り慟哭
- 病院のベッドで意識を取り戻した主人公は、監視中のスタッフ(警察官?)が電話に出ようとして監視の目を逸らした瞬間を狙って病院の窓から飛び降りようとする
- 気がついたスタッフに取り押さえられた主人公は半狂乱
心に残ったシーンなど
タガが外れた主人公の行動描写が、そこまでやるかってほどで面白かったです。それと、事故後に行われた Hate Alchol 研修で、酒野が言っていたことが印象的でした。
- 謝る、逃げる、自分の中で我慢する、は一番簡単な逃避方法
- お酒をやめようとすることは自分と向き合うこと
- 自分と向き合おうとしている人間に逃避のスイッチを押させてしまう周りの人間も共犯者
なぜ心に残ったか?
これまで五話が公開されていますが、今回のエピソードはろくたと重なる部分がありました。具体的にはこんな感じです。
- ろくたは恐らく酒乱に分類されるから
- 自分の中で我慢するという行為は結構やっている自覚があるから
- 毎日そこそこの量のアルコールを摂取している自覚があるから(直近の平均だとおよそ1.5リットルくらい酒を飲む)
- 飲むことでストレス発散している意識があるから
- 休肝日を作ろうと思っても、結局飲んでしまうから
- ある時、ふと思い立って「アルコール依存症」をググる→アルコール依存症のチェックリストに回答→アルコール依存症の疑いありと判断されたこと、という経験があるから(その時は軽くショックでした)
- これらの理由から、このテーマは心に刺さりまくりで、他人事ではありませんでした。
まとめ
よく言われることですが、お酒は適量を。
このエピソードでは酒乱を扱っていましたが、公開済みのテーマは「一気飲みの強要」「無礼講での口撃」「酒の力で女を抱く」です。先週放送された回では、これまで触れられてこなかった酒野の過去が明らかにされています。今回のテーマと合わせて、興味がある方はご覧になってくださいませ。
自分がアルコールに弱いと自覚している方や、飲酒するとタガが外れてしまう方、お酒で周囲に迷惑をかけてしまった経験のある方は、特に気をつけてくださいませ。
ちなみにろくたは今断酒中。四週間ほどアルコールを摂取していません。
この調子で続けていきたいです。
ではでは。