お疲れ様です。
先日ニュースを見ていたら、「説明深度の錯覚」という言葉が使われていました。
どうやら、詳細は『知ってるつもり 無知の科学』という書籍に載っているようです。
気になったので、ちょっと調べてみました。
(この記事自体は書籍未読の状態で書いています。)
説明深度の錯覚とは
「説明の深さ幻想」ともいうようです。
あるモノゴトについて、それを実際に理解したことと、理解したつもりであることには大きなギャップがある、ということを示す言葉です。
ざっくりいうと、モノゴトを自分が思っていたほど知らなかった、ってことです。
分かるとできるの間に大きな隔たりがあるように、理解したと理解したつもりの間には大きな隔たりがあります。
説明深度の錯覚を説明する時に使われる実験結果
説明深度の錯覚を説明する時に使われる実験があります。
それは次のようなものです。
それは次のようなものです。
- ファスナーの仕組みをどれだけ理解しているか七段階で評価してもらう
- できるだけ詳細に説明するように求める
- 改めて、ファスナーの仕組みをどれだけ理解しているか七段階で評価してもらう
というものです。
この実験では次のような結果が得られます。
殆どの被験者が最初の評価よりも最終的な評価を下げる傾向がある
ちなみにこれ、求められているのは仕組みの説明。
なので、理由の説明ではダメです。
また、宗教観によって回答が変わってくる可能性も考慮する必要があります。
実験ではファスナーを用いていますが、他のものやことでも同じです。
どうやら、ヒトは自分の知識を過大評価する傾向にあるようです。
簡単ではありますが説明深度の錯覚についてでした。
ではでは。