【ドラマ】「クレッシェンドで進め」が面白かったので紹介します

白紙メモ用紙とペン ひとりごと

この記事は、いわゆるネタバレを多少含んでいます。
まっさらな状態でドラマを視聴したい方は、基本情報とあらすじ以外はスルーしてください。

基本情報

  • 2022年10月から2022年12月に日本テレビ系列ZIP!内で朝ドラマとして放送された。
  • 宇仁田ゆみさんの同名漫画が原作で、合唱コンクールを題材としている
  • 合唱曲の課題曲は坂本九さんの「心の瞳」
  • 合唱曲の自由曲はヤバTの「hurray」
  • 全45話で最終話を除いて一話5分(最終話のみ15分)
  • huluでは全話視聴できる
  • 番組ホームページは こちら

あらすじ

長野県松本市にある県立高校、花山高等学校。
目立たず注目されずを信条に高校生活を過ごしてきた樫浩太(かしこうた)は、じゃんけんで負けて合唱コンクール委員を務めることになる。

受験間近の12月に開催されることもあり、クラスはやる気なさげ。
そんな中、もう一人の合唱コンクール委員である藤田(ふじた)は、優勝を目指すと宣言。

忘れられない、忘れたくない、最後の青春がはじまる。

みどころ

伴奏者を誰にするかというよくある問題にはじまり、音域や音程に関する悩みを解決したりといった合唱ならではのシーンはもちろんのこと、ちょいちょい描かれる片想いの渋滞、親子関係や自分の将来について思いを馳せるイマドキの高校生が描かれている。

クラス全員が主人公という気持ちで描いたという原作者の言葉どおり、クラス全員にスポットが当たるつくりになっている。

また、合唱コンクールが題材なだけあって要所要所で合唱シーンがある。

感想

  • 全話通してぎこちない樫くんの指揮がいい感じ
    主人公の樫は課題曲と自由曲の指揮を行うことになるのですが、この指揮がとてもぎこちない。
    終盤になるに従って上手くなってくのかな〜と思ってみていたのですが、最後まで安定してぎこちなかった。
    だた、頑張って指揮してる感じは見ていて微笑ましかったです。
  • サビを半分のテンポでとって、かつ2/2っぽく振ってるの、グッジョブ
    自由曲の話です。
    この曲はBPM175で4/4。
    なので、普通に指揮を振ろうとすると、四分音符一個分が手の動き一回分になります。
    手の動きを無理矢理言葉で表現するとこんな感じです。

    1拍目 始点から下に振り下ろして戻す
    
    2拍目 もう一度始点から下に振り下ろして戻す
    
    3拍目 自分から見てアルファベット大文字のLを書くように始点から手を動かす
    
    4拍目 先ほど描いたLの終点から左斜め上45度くらいに振り上げて視点に戻る

    サビ以外はこの振り方をしてるんですが、サビだけはBPM87.5と捉えて、かつ、2/2っぽい振り方をしています。
    手の動きを無理矢理言葉で表現するとこんな感じです。

    1拍目と2拍目 始点から下に振り下ろして戻す
    
    3拍目と4拍目 もう一度始点から下に振り下ろして戻す

    指揮の見え方だけを比較すると、

  • サビ以外 → 一小節を四分割して手を振っている
    
    サビ   → 一小節を二分割して手を振っている

    となります。
    振り方が変わっただけですが、サビでゆったりとした印象を与えることができるようになります。

    そういったテクニカルなことに加えて、自分がこの曲をきくときと同じようなリズムの取り方をしてたこともあり、とても印象に残りました。

  • サビ前の「ダン!」をヘッドフォンで聴くと迫力ある
    普段はテレビドラマの視聴にヘッドフォンを使いません。
    使わないんですが。
    今回は題材が題材なので、コンクールのシーン(どっかのホールを借りて撮影している)はヘッドフォンをして視聴しました。

    で、コンクールでは、サビ前の「ダン!」という歌詞に合わせて足を踏み鳴らすシーンがあります。
    ここをヘッドフォンで聴くと迫力があります。
    てかさ。ステージで歌いつつサビに合わせて足を踏みならそうとか、普通思わんでしょ。
    ホールで聞いている人も驚いたような演技をしていましたね。

    意外性がありました。

  • 「あなたに」で藤田さんを迎えるシーン好き
    母親に黙って合唱コンクール委員をやっていた藤田。
    それが母親にバレてしまい、受験勉強を優先するために合唱をやめるよう母親からキツく言われる。
    その後の三者面談でも、藤田の母親は担任に合唱コンクール委員を辞めさせたいと告げる。
    ホントは合唱コンクールに出たい藤田。
    そんな藤田にクラスのみんなが送った曲。
    それは、以前の模試で藤田が樫に好きだと言っていたMONGOL800の「あなたに」。
    みたいな展開です。

    大サビあたりでクラスのみんなが藤田を迎えるシーンがとにかく良い!

    なお、プリテンダー(Official髭男dism)を歌ってるシーンも好きでした。

番外編 視聴のきっかけ

自由曲「hurray」は「ヤバT」という謎のバンドが一曲だけ発表して解散した同名の曲がもとになっており、毎日夕方になると商店街の楽器屋のオヤジが必ずかけている、という設定です。ちなみに劇中で登場したときは、なぜかアナログ盤でした。

で、この「ヤバT」ってバンド。
現実世界では「ヤバイTシャツ屋さん」というバンドで活動しています。解散もしていません。超元気です。
この人達がカウントダウンジャパン2223という音楽フェスに出場した時、リハでhurrayをワンコーラスだけ演奏しました。
それを聞いて、「あ、そういえばドラマバージョンも聞いてみたい」と思ったのがきっかけです。

検索してみたところ、ちょうどTVerで全話配信中だったのでイッキ見しました。

最後に

2023年7月現在、huluであれば全話を視聴できます。
また、TVerではドラマ後半部分のダイジェストを無料で視聴できます。
興味がある方は覗いてみてください。

ではでは。

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